インディアンスがウインター・ヘブン市(フロリダ州)から移転してきた、
アリゾナ州の新キャンプ地、グッドイヤー市は、総工費1億800万㌦(約91億円)
を投資した市、州、郡の協力で誕生した、スポーツ・コンプレックス
(総合スポーツ施設)です。
ドジャース、ホワイトソックスが使用を開始した、グレンデール市は急仕上げで、
まだ完備していないのと対象的に、施設はすべて完成しています。
選手も「実に広々として気持ちがいい」と、喜びのコメントが多いのです。
フィニックス市からも高速10号線を西へ、車で約20分で到着します。
グッドイヤー空港(小規模)のすぐそばですし、この辺はさえぎる物は何もないので、
快適な移動ができます。
公園も広く、メイン球場の「グッドイヤー・ボールパーク」は収容1万311人。
固定席8000。芝生席、スィーツもあり、2月24日に紅白戦のあと、25日、
ジャイアンツを迎えてオープン第1戦です。
ナイター設備はなく、全部午後1時5分開始のデーゲーム。
コンプレックスは広大で、ジム施設も完備、最新のトレーニング機器もすべてそろい、
不足するものは何もありません。
球場正面広場には椰子の木が植樹され、その中央に、天高く飛ぶ姿の鳥
「ジズ(ZIZ)」(宇宙の鳥)を形取った白い彫像が建てられました。
これはウィスコンシン州在の彫刻家、ドナルド・レプスキーさんが制作。大型
トレーラーで運ばれてきました。制作費45万㌦(約4010万円)は、市に
この土地を売ったウッド・ファミリーが負担したそうです。
インディアンスは2月21日、ここで初のお披露目「ファン・フェスト」のイベント
を開催。地元住民を歓迎する式典を開催します。この日はゲーム日に
国歌斉唱を務める歌手のコンテストも行う予定です。
走塁コンテストやサイン会、グッズ販売も行うサービスぶりです。午前9時から
練習開始の午後2時まで。球団、市とタイアップした、今季への意気込み
が分かりますね。
了