ドジャース、ホワイトソックスを迎えた「グレンデール市カムルバック・ランチ」は、
心配されたように、まだ、ブルトーザーも動き回り、工事作業者も忙しく働く未完成でした。
両球団関係者は事前に視察し「練習に支障はない」と、ゴー・サインを出したのですが、
初めてのキャンプ地は、ものすごく広大。クラブハウスには各所に案内地図が貼られ、
旅行担当のスコット赤坂さん(日系人)がマイク片手に選手に、練習場への
移動方法を説明してからのスタート。
黒田投手は「ドジャー・タウンと違って、良く飲み込めず、毎日とまどうことばかりです」と、
苦笑していたほどの混乱ぶりでした。
クラブハウスもロッカー室など完成していますが、まだ、他の室内設備は工事中。
両球団とも、フル使用は今週から徐々に、という手はずです。
待ちかねたファンは、空路1時間のロサンゼルスから来た人も多く、
通路で待ち構えサインをねだる風景が各所で見られました。
巡回コーチは自転車移動です。
まだ会議室も整備されていないため、会見用インタビュー・ルームは近くの
ウィグマン・リゾート・ホテルの施設を利用。スタッフ会議、会食もここです。
青空、快適な気候。すべてグッド、ですが、ヴェロ・ビーチで60年間も
過ごした、殿堂入りのトム・ラソーダさんは「ロスからはバスでも来る(約5時間)
こともできる。この便利さはヴェロビーチでは得られなかったもの。ここなら
伸び伸びとキャンプはやれる。成功するだろう」と、移転OKのコメントです。
ヴェロ・ビーチの通りには、ドジャースの名選手、スターの名前が付けられ
そのまま残っていますが、これをここに移すかどうかは、未定だそうです。
了
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