ジオン市レーン・ハリソン市長は大喜びです。「ついに待望の野球場、プロ・チーム
が我が市に誕生する。美しい町ジオンを訪ねる人は、新たな楽しみを発見する
だろう。コスナーさん主演の映画は、夢ではなく、現実のものになって、我が町に
やって来るのは本当にうれしい。イリノイ州、ウィスコンシン州のみなさん、
どうぞ、我が町に足を伸ばしてください」
同市のホームページには、市長を先頭に、歓迎の嵐です。
地元紙「ジオン・ベントン・ニューズ紙のスタッフ・ライター、モナ・シャノンさんも
「場所はグリンベイ・ロードの北西地区。9号線と交差する、アクセスは絶好の
ところ。市はすでに予定地の基礎工事を終え、市議会の承認を経て、いつでも
着工できます。コスナーさんは共同投資オーナーの1人で、運営はグランドスラム・
スポーツ・エンターテインメント社。年間96試合、ホームゲームは半分の48試合。
所属するノーザン・リーグからは、現レッドソックスのJDドルー外野手も卒業生
ですし、今度はジオン育ちも出るでしょう。再起を目指すメジャー選手も参加
するだろうし、無名の若手も加わります。トウモロコシ畑を整地し、野球場
を作ったら、かってのスターが姿を現した、フィールド・オブ・ドリームの夢を、
今度はコスナーさんと一緒に見られるなんて、胸がワクワクしますね」と、
踊るようなタッチで書いています。
総工費予算は1700万㌦(約15億3000万円)。20年リース契約で運営会社
に委託する予定で、市長は「これこそレイク・カウンテイのファミリー・センター
になる」と、叫んでいます。
コスナーさんは、名高い「フィールド・オブ・ドリームス」の他、野球映画4本にも
出演していますが、19歳から映画畑一筋のコスナーさんは、単なる野球愛好家
だけではありません。
その情熱を注いだチームが誕生するのではないでしょうか。
レイク・カウンテイ・ベースボール・コム(www.lake.countybaseball.com)へ
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ください。
了
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