ワイルドカードから王座に登ったカージナルスは、好天の30日、日曜日、
セントルイス市内を午後4時からパレード。監督、コーチの現場
スタッフから、裏方、フロント、選手、その家族が全員で、手を振り、
マイクで応え、沿道を埋め尽くしたファンの歓呼に
バンザイでした。
先頭はクラシックの馬車。ここにラルーサ監督が乗り、2番手の車
にはMVPフリーズ、さらにプーホルズ。
ブッシュ・スタジアムに到着すると、中央ステージに全員が
集結。シリーズの黄金トロフィーを掲げ、またも、歓呼の万雷の
嵐。注目はこの日、FAになったプーホルズの去就でしたが、
本人は、黒のチャンピオン・コートを羽織り、笑顔のまま、何も明言
しませんでした。
ラルーサ監督は、長いスピーチでファンの熱い応援に感謝を述べ、
「もう潮時か、と判断した。カージナルスの伝統を継ぐ新たな
時代へバトン・タッチしたい」と、引退を表明しました。
最高の幕切れでユニホームを脱ぐラルーサ。「本屋でも
やるか」と、ジョークで手を振りました。
ファンの拍手は一番高かったのはプーホルズです。ほとんど
の人は「彼は出ていかないよ」と、信頼し、90%以上の人は
残留コールでした。
まだフロントと何も話し合いありません。この日からカージナルスには
優先交渉権がありますが、さて、大スターの行方はどうなるのか、
神のみぞ知る、というところしょうか。
了