オリオールズのアンデイ・マクヘイル会長は、大差最下位の
責任を取り、今季限りで辞任、と、30日、USAツデー紙が報じました。
2007年からオリオールズのフロント入り。再建に頑張り
ましたが、レッドソックス、ヤンキースの2強の壁は厚く、4月に
一時、首位を走りましたが、今や、首位から「27・5差」
の独走最下位です。今季で14年連続の負け越し
は決定的です。
オーナーのピーター・アンジェロス氏との確執も伝えられ
我慢も限界のようです。
カブスの会長を1994年から2006年まで務め、オリオールズ
に迎えられましたが、若返りも実らず、夢破れたようです。
今年58歳。まだまだやれるはずのマクヘイルさんは、親子
3代のエキゼクテイブ一家。祖父のラリーさんは1978年、父の
リーさんは1998年、ともにクーパースタウン野球殿堂入り
しています。2代に渡るエキゼクティブ表彰はマクヘイル一家
しかいない名門の一家です。
アンデイさんもツインズのGM時代、2回ワールドシリーズ
優勝の実績があります。このまま、挫折しないで、どこか
で成績を挙げれば「3代のクーパースタウン入り」の偉業も
実現するのではないか、と、アンデイさんの再起を祈るのです。
了