テキサスのア西地区首位攻防3連戦の最終日。
28日も気温39度。灼熱の日曜日。地元のレンジャーズは、
9-5で逆転勝利し、首位をがっちりとキープ。
再び「3差」に広げました。
これで、今季はレンジャーズの9勝7敗。直接対決は「あと3試合」
を残すだけになったので、このまま、レンジャーズの地区連覇は有力に
なりました。
エンゼルスは、一気に「1差」に追い詰めようと、エース、ジャレット・
ウイーバー投手を、今季初めての「中3日」で起用しましたが、
この強行ローテ作戦は裏目。ウィーバーは5回7失点の
KO負けでした。
これまで沈黙していた、3番ジョシュ・ハミルトン外野手が
3回の同点18号2ラン、7回に勝ち越し打。3安打3打点の
ハッスルが光りました。
勝負は、この逆転した7回裏。2番・アンドラスの送りバント
が幸運な内野安打で満塁、とチャンスを広げたのが分かれ目。
「中3日の疲労ではない。投球のロケーションが悪かった
からだ」と、ウィーバーはがっくり。
レンジャーズは先週、アナハイムへ乗り込んだエンゼルス
4連戦の最後も、9回表まで1ー0とリード。4連勝スィープは
目前だったのに、9回裏、新人、マーク・トロンボに
逆転サヨナラ2ランされ、「8差」と開くはずが「6差」
に終わり、エンゼルスは息を吹き返したのが、
再び混戦の舞台でした。
「ハミルトンが復活したのは大きい」と、レンジャーズ
のロン・ワシントン監督と、対照的にエンゼルスのマイク・ソーシア監督は
「あのバント失敗の打球が死んで(エンゼルスはファウルに
なる、と打球を見送る)内野安打になったのが運命の
分かれ目」と、残念がりました。
両者の最後の直接対決は、9月26日からのアナハイム3連戦。
このカードで今季のMLB全日程は終了です。
9月はレンジャーズはホーム10、ロード15。
エンゼルスはホーム15、ロード11。休養日は
レンジャーズは3、エンゼルスは2。どちらが有利
とも言えません。
アスレチックス、マリナーズはすでに圏外なので、
この2強の一騎打ちは最後までスリル満点です。
了
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