トニー・ラル-サ監督、デーブ・ダンカン投手コーチ、看板スターの
プーホルス一塁手が去ったカージナルスは、果たして連覇できるか、
心配は尽きませんが、オープン戦は25日終了現在、13勝6敗2分けで
フロリダ・リーグでは首位の好スタートです。
MLBコムのキャンプ・レポートで紹介します。
プーホルスの抜けた3番は、マット・ホリデー外野手が繰り上がり、
4番にはランス・バークマン外野手、新5番に昨年のワールド・シリーズ
MVP、フリーズ三塁手。このトリオでチームを引っ張ります。
ホリデーは打率・469の快調。右腕エースのカーペンター投手が
首筋の痛みで開幕は無理なようですが、手術で昨年を全休した
ウェインライト投手が再起しました。
一番大きなポイントは、監督経験のない、マイク・マセニー監督が
自然体でナインに接し、チーム内は明るく、いい雰囲気を作り挙げた
ことです。
主力選手も「お互いにうまく会話できるし、いい監督、と、みんな好印象
を持った」(ホリデー)と歓迎しています。
ドミニカから入団した選手には、監督室へ呼んで「キミとはスペイン語
で話をしよう」と、気分をほぐしてやったそうです。
「昨年の王座はもう忘れて、また、第一歩からスタートしよう」
の姿勢も受け入れられたようです。
ナ中地区は激戦区。マセニー監督の新たな指揮ぶりが注目され
ます。
了