ベースボール・アメリカ誌の最新号に「2012年1月14日、
ロサンゼルスのセンチュリー・ホテルで豪華ディナー受賞式」の
全面広告が載っています。
「イン・ザ・スピリット・オブ・ザ・ゲーム」のテーマで、野球界で
功労があった関係者を招いた受賞式典と、メモラビリア・オークション
を行うもので、1、2部に分かれて開催。午後5時から祝宴が
始まります。このホテルは,ビバリー・ヒルズへ流れるウェストサイド
の高級リゾート・ホテルです。
受賞者は、ジョニー・ベンチ捕手(プレゼンターはトム・シーバー投手)
フランク・ロビンソン監督(ロランド・へモンド氏)アル・ローゼン内野手
(セリグ・コミッショナー)ジム・リーランド監督(トム・ラソーダ氏)
フランク・ジョブ博士(トミー・ジョン投手、デーブ・ウィンフィールド外野手)。
その受賞理由はなるほど、と、思うことばかりですが、注目は
ジョブ博士です。
ジョブ博士はひじ手術の権威で、1974年、トミー・ジョン投手の
腱移植手術を成功させ、立派に再起させました。野球界に
革命をもたらした偉大な業績です。
ひじの修復は、当時はまだ困難、と言われ、利き腕のケンを
痛めたら、再起は無理、と、されていました。
それを博士は反対側のケン(ひじ、足)を移して更正させる、初の試みを
成功させ、以後、多くの投手を救ってきました。
92%もの高い成功率を記録したほどでした。
もう、85歳の高齢のため、現役を退き、ドジャースの専門医から顧問になって、
実際の執刀はしていませんが、この「ヒューマニタリアン賞」
のプレゼンターに、トミー・ジョンさんが選ばれたのは意義深い
と、思います。ウィンフィールドさんはこの賞の創設者です。
「トミー・ジョン手術」の名が定着したほど、この手術は定着
しました。
まだお元気な博士が、どんなスピーチをされるか、待ちたい、
と、思います。
了