MLBと選手会の労働協約は、12月22日、オーナー会議(電話投票)
で承認され、正式に発効、2016年12月1日まで平和は保たれる
ことになりました。
1年間にも及ぶ長期ストの妥結した1995年以後、労使は協調、
全くトラブルもなく、アメリカ・プロ・スポーツで唯一、安定した
運営を続けています。
この日、明かになった協約細部の紹介をしましょう。
12月12日に両者はサインしました。
①毎年薬物テストを施行。現在の年間125回から200回
の増加、年々回数を増やし250回まで行う。
②オールスター・ゲームは故障、特別の理由がない限り
出場の義務がある(チーム事情での辞退はノー)
③また、オールスター・ゲームは現在の火曜日開催
から水曜日開催へ、ホームラン競争も火曜日へ。
1日ずつずらす。
④アストロズは2013年からア西地区へ移動。6地区
すべてが5球団制になる。
⑤ポストシーズン出場チームは現在の8チームから
10チームへ拡大。
⑥ビデオ判定を拡大、フェア、ファウルの判定にも取り入れる
(審判組合の承認が取れれば)。
⑦かみたばこの禁止。特にファンが入場以降は身に
付けない。
⑧2013年以後は脳しんとう防止の新ヘルメット着用
を義務付ける。
⑨最低年俸は2012、3年は48万㌦、2014、5年は50万㌦
にアップする。
これらが平穏に進めば、今後も労使対立にはならない
ような流れです。
了
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