クーパースタウン野球殿堂入り式典は、快晴の7月24日午後、
郊外のクラーク・スポーツ・センター芝生広場で行われました。
全米から集まった約1万7500人のファンで広場はいっぱい。
殿堂入りのレジェンド75人も列席。プエルトリコ、カナダ(アロマー
への応援ツアー)の旗が青空にはためき、そろいのツインズTシャツ
を着たファン(ブライルベン)も多数詰めかけました。
いや、すごい熱気でした。
ブライルベンは、家族、子供、孫を引き連れ、カリフルニアに住む
85歳の母、ジェニーさんも招待。母は大陸横断のツアーでやってきました。
「本当は野球の手ほどきしてくれた、父(ジョーさん)に、是非、
この晴れ舞台を見て欲しかったが、2004年、病気で
亡くなった」と、壇上で話しました。
「父は私が子供のころ、ドジャースのラジオ放送を聞いて、
当時、全盛だった、左腕・サンデイ・コウファックス投手
(殿堂入り)のピッチングを中継して教えてくれた。ビンス・スカリ
アナの明快な語りで”いつかは、コウファックスさんの
ようになりたい”、と思った。13歳か、14歳まではカーブ
を投げていけないよ、とも、スカリさんは、コウファックス
のワザを伝えてくれた」と、投手への道を語る
ブライルベン。
その教えを守り、独自に考えて、武器のカーブを身に
付けた、とも語るブライルベン。
GMのパット・ギリック氏(ベテランズ委員会選出)も含め、
これで殿堂入りは295人。(記者投票選出111人)。
明日も選出者の講演も予定されています。
野球ファンであふれるクーパースタウン。ほとんどの人は
ツアー・バスで町を離れました。
了