昨年のタイガースは、最終戦の勝利でやっと5割を確保、
3位の不本意なシーズンでした。
7月10日に7試合首位に立ちましたが、7月下旬には、
2勝11敗で転落。9月も8勝1敗でチャンスか、と思わせた
ものの、またまた6連敗。投打とも不振の1年でした。
オフの補強はレッドソックス3番のV・マルチネス捕手加入が
プラス。孤立していた4番のミゲル・カブレラ一塁手
(2010年は126打点の打点王)をサポートできます。
故障で平凡な成績に終わった、3番マグリオ・オルドネス右翼手も
再起の予定。これでクリンアップは、パワー・ヒッター・トリオ
で臨めます。あとの野手陣もほとんど不動。打線はツインズ、
ホワイトソックスとも十分競り合えます。
しかし、問題は投手陣。幻の完全試合男、アルマンド・ガララーガ
がダイヤモンドバックスへ去り、8勝のジェレミー・ボンダーマン
もFA。18勝のジャステイン・バーランダー、12勝のマックス・
シャッツアー、10勝リック・ポルセロに続く第4の投手以下が?
1月にカージナルスFAのベテラン、ブラッド・ペニーが入団しましたが、
昨年は背中の故障で9試合しか先発できず、再起できるかどうか
は分かりません。
昨年11月、死去したスパーキー・アンダーソン監督の「11」番
は欠番になり、今季はスパーキーの追悼イヤーです。
投手陣に若手が出てこないと、再び3位ではないでしょうか。
キャンプは歴史のあるフロリダ州レイクランド。1946年
から65年の長い、おなじみの土地です。
了