タイガースのデーブ・ドンブロスキー会長兼GMは、22日、
地元で開催された「タイガー・フェスト」の会場で、集まったファンを
前に、質疑応答の形で「昨年亡くなられた、スパーキー・アンダーソン監督
(11月4日、76歳)の背番号11を欠番にし、今季のキャンプから
ユニホーム右袖に追悼のパッチを縫い付けて戦います」
と、発表しました。
場内から上がるどよめきの声。まだメディアにも知らせれて
おらず、ハプニングのアナウンスに拍手も起こりました。
アンダーソン監督の死去に伴い、様々の顕彰案が出て
いましたが、会長は、イリッチ・オーナーと協議の末、
了解を得て、この日「スパーキー・パッチ」を公表した、と、言われます。
2年前、1984年のワールド・シリーズ制覇から25周年
の記念集会で、多くのOBから「スパーキーがいたから
団結して王座を目指せた。彼の存在は大きい」という
意見が出されていたのも土台にあります。
「彼の監督ぶりはみんなを勇気付ける素晴らしいもの
だった。その偉大な存在は長く記念されるべきものです」
と、会長は付け加えました。
タイガース史上、監督の欠番はアンダーソン監督が初めてです。
これで通算6人目。アル・ケーライン外野手(6番)チャーリー・
ゲリンジャー二塁手(2)ハル・ニューハウザー投手(16)
ハンク・グリーンバーグ一塁手(5)ウィリー・ホートン外野手
(23)。ホートン以外の4人はすべてクーパースタウン野球
殿堂入りしている大スターです。
ホーム開幕の4月8日には記念式典を行う予定です。
天国の名将・スパーキーに祈りを捧げましょう。
了
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