ロードを2勝5敗の不成績でニューヨークへ戻ったヤンキースは、27日、
ライバルのレッドソックスをホームに迎えた初日、10ー3で逆転勝利。
両リーグのトップを切って60勝一番乗りです。
この日のポイントは、1回裏、併殺で終わる遊ゴロを打つた
打者の4番・ティシエラが懸命に走って送球をかいくぐり、間一髪セーフ、
一塁に生きたのが分かれ目でした。
この力走でグランダーソンが得点。続く5番のイバネスが勝ち越し2ラン。
本来ならゼロなのが、一気の3点。これで流れは一気に変わりました。
先発(この日で10勝)ヒューズは言うのです。
「あの懸命に走る姿で打線に火が点いたね。いや、すごいプレー
だった」。
ボールは選び、塁に出れば走る、記録に出ないヤンキースの
チーム・プレーは、全員に徹底しているのが分かります。
この努力の積み重ねが60勝の土台なのです。
この日、ノーヒットだったティシエラはこう言うのです。
「子供のころ、父は凡打しても、三振しても怒らなかったが、
ハッスルしないと、しかった。”ちゃんとやれ!”と。だから、
足は速くはないが、少年時代からハッスル・プレーで野球をやる、
のは自然に身についているんだ」。
この日は4万9571人の大入りでした。
ヤンキー・スタジアムでは開幕戦(4万9386人)
を抜く今季最多記録です。この日で200万人動員も記録。
このファンの熱烈応援に応えるヤンキース。
他球団には真似ができません。
MLBコムのレポートです。
了
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