西海岸伝統の試合、ドジャース対ジャイアンツのサンフランシスコ・シリーズ
第2戦は、28日、行われ、ドジャーズが新打線の成功で10ー0
の圧勝。首位・ジャイアンツに「1差」と、迫りました。
両チームは、ニューヨーク時代からのライバル。ともに優勝経験豊富。
日本で言えば、巨人・阪神戦にも当たる黄金カードの対決です。
ともに、西海岸へ移転してからも、激しく競い合ってきました。
大勝の裏には、ドジャーズの新打線にあります。
ドジャースはマイアミから獲得した、ヘンリー・ラミレスを4番に据え、
2番・エイシャー、3番・ケンプのトリオを作り、先制攻撃のパンチです。
1回にはケンプが2ラン。ケンプはこの日、5打数4安打、二塁打2本、本塁打、
4打点。ラミレスも2安打3打点、二塁打。成果は上々でした。
ジャイアンツ・ファンの激しいブーイングを浴びたケンプは「オレはそんなことで
たじろぐ男ではないよ。ウチはもう、この前、ここに来たときとは、まるで
別なんだ。甘く見るなよ」と、泰然としています。
サンフランシスコで6月25日からの3連戦は、ドジャースは1点も取れず
3連敗。首位をジャイアンツに明け渡す惨敗でした。
「ラミレスはマイアミ時代からオレの好きなタイプ。彼とのコンビなら
やれる気がする。彼は打順がどこでも打てる男」と、熱い信頼を
寄せているケンプです。
この2強の対決はまだ10試合も残っています。
明日のシリーズ最後はサイヤング賞カーショーが先発。
8月20日から、と、最終週の10月1日からの3連戦はロサンゼルス。
9月7日からはサンフランシスコで3連戦。
閉幕まで、息を抜けないシリーズになるのでは、と、胸が
ワクワクします。
了
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