マリナーズの新人、アレックス・リデイ左翼手が大仕事です。
23日、ホームのレンジャーズ戦。5回裏、左翼へ満塁ホームラン。
今季第3号ですが、試合を決める殊勲打でした。
彼はイタリア人。ドラフト外で入団。マイナー5年の修行を経て、今季
昇格したばかり、23歳のヤングです。
本職は三塁手ですが、三塁にはクリンアップを打つシーガーが
頑張っているので「左翼をやってみろ」と、ウェッジ監督の指令で
慣れないポジションでつかんだチャンスでした。
もっとも、左翼フライをポロリ落球したりするミスもありましたが、
イチローもノーヒットに抑えられて、チームはわずか4安打しか打てなかっただけに、
このイタリアンの殊勲は光りました。
イタリア出身の選手が満塁本塁打したのは歴史的なこと。1958年
5月7日、タイガースのレノ・ベルトイア三塁手以来、実に54年ぶり、
史上2人目です。
2万3097人のファンはスタンディング・オベイション。ベンチ前で
恥ずかしそうに手を挙げて、カーテンコールに応えたリデイの表情は、
拍手、拍手で真っ赤でした。
193㌢、104㌔の巨体。「みどころがあるから、経験を積めば、楽しみ
だ」と、ウェッジ監督。歴史ある音楽祭で有名なサンレモの出身。
大リーグの欧州クリニックで芽をだしたホープです。
「左翼をやったのは2試合目だし、まだ夢中です」。
レンジャーズには2勝1敗の勝ち越し。3位のマリナーズも
若手が徐々に力を付けてきました。
MLBコムのレポートです。
了
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