バリー・ラーキン遊撃手1人が選ばれた、クーパースタウン
野球殿堂入りの投票は、来年は一気に問題の多い年に
なりそうです。
新顔に、最多本塁打の762本を記録している、
バリー・ボンズ外野手、サイヤング賞6回の、ロジャー・クレメンス投手、
609本塁打のサミー・ソーサ外野手の”薬物疑惑トリオ”が
ついに登場するからです。
すでに、マーク・マグワイアは6年間、候補のまま、当選
していませんし、ラファエル・パルメイロも2年間やっと
延長しているだけです。薬物疑惑組には厳しい結果です。
全米野球記者会の投票では、クリーンな人物でないと、
当選はまず不可能。ボンズらが、果たして得票するのか、
「偉大な記録だからかまわない」と、いう記者もいるでしょうし、
「疑惑がある以上は投票すべきではない」の主張も起きる
でしょう。
どういう投票結果になるか、だれにも分かりません。
ESPNでは「今後75%以上の得票を得るだろう、と思われる選手」
のアンケート(11105人)を発表していますが、
1位はデレク・ジター(90・6%)2位はマリアノ・リベラ(88・4%)
3位アルバート・プーホルス(88・2%)4位イチロー(77・5%)
5位ジム・トーミー(75・9%)6位チッパー・ジョーンズ(75・7%)。
この6人は資格初年度で文句ナシに当選組、と予測されるようです。
しかし、すでに薬物使用を告白した、アレックス・ロドリゲスは
記録は資格十分ですが、得票率は57・3%で、届かない、
と、厳しい評価です。
さて、来年はどうなるのか、大きな変動が起きるのか?
過去に、このような、多くの疑惑が起きたことはないので、
記者会の判断が見物です。
了
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