7日、ヤンキースのヨルゲ・ポサダ捕手は、ついに、引退を
決意した、と、ESPNは伝えています。
レイズや、オリオールズ、フィリーズから「その経験を生かして欲しい」
と、誘われていたのですが、このまま、静かに去る、のが
ベスト、の結論に達した、ようです。
正式には、なにもコメントはありませんが、「17年間もヤンキース
で過ごしてきたキャリアを大事にしたい」気持ちに傾いた、
のも自然の流れでしょう。
通算打率・273、275本塁打、1065打点。この数字は、
すでにクーパースタウン野球殿堂入りしている名捕手、
ゲリー・カーター、カールトン・フィスクもしのぐもので、
今、引退すれば、5年後には、クーパースタウン入りの道は
自然に開ける、のです。
殿堂入り投票権を持つ、今の全米野球記者協会員の記憶が
鮮明な間に、身を引いて置く方が賢明です。
引退の時期を逸し、殿堂入りのチャンスが薄れてしまった先人は
多くいます。
ユニホームを脱ぐのは,他人には分からない断腸の思いも
あるはずです。静かにバットを置く本人の気持ちは、いかがな
ものか、日本では推測できませんが、今は、ポサダの決断に
「ご苦労さま」と、拍手を贈るのみです。
了
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