今年のナ・リーグMVP、ブリュワーズのライアン・ブラウン外野手が
ポスト・シーズン中の尿検査で、テストステロン(筋肉増強剤効果がある)
が検出され、彼の体内で作られたものではない、と、判定された、
ニューズは驚きましたね。
バド・セリグ・コミッショナーは「彼はこの9年間、クリーンだった選手の
1人」と、薬物使用禁止キャンペーンのモデルにも挙げていた選手です。
今季は大活躍。ブリュワーズの地区優勝に貢献、あと一歩で
ワールド・シリーズを目指す牽引車でした。
ミルウォーキーのミラー・パークで、ブリュワーズのTシャツを着ている
ファンの大半はブラウンの背番号「8」です。人気では同僚のプリンス・
フィルダー一塁手をはるかにしのぐ、好感度NO・1、ファンのアイドルだった、のです。
それが、「薬物を使用していた」、と、分かれば、地元ファンにとって、こんな
ショックはないでしょう。
本人は直ぐに異議を申したて、2度目の検査は陰性で「私は潔白」
と、代理人を通じてコメントしていますが、まだ、MLBの裁定は
未定とはいえ、過去、検査で陽性、と判明し、異議を唱えても
処分を回避した選手はいません。
裁定がくだれば、開幕から50試合出場停止。ただでさえ、
4番フィルダーがFAで抜けてしまった今、3番ブラウンも
消えれば、連覇どころか、最下位転落のピンチです。
「あのブラウンが」と、私も潔白を信じたいのですが、
言葉がありません。
了
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