ナ・リーグ中地区で一気に最下位から首位へ
躍進、ファンを驚かせたパイレーツは、8月6日、
ついに今季ワースト9連敗。あえなく脱落しかける
ピンチです。
7月15日、初めて首位に立ち、ブリュワーズ、カージナルス、
レッズ3強の争いに食い込み、7月25日には、再び首位へ
立ちましたが、7月29日から連戦連敗です。
健闘してきた投手陣は、ここにきて疲労が目立ち
始めました。
この連敗で5失点以上が8試合。6日は、あまり打てない
パドレスに、2試合連続の満塁本塁打され、2試合連続、
連敗中、4回目の2ケタ失点の惨状です。
「救援陣に疲れがどっと出てきた。きっかけがつかめ
ない」と、クリント・ハードル監督は悲痛なコメントです。
不入りで有名だった、PNCパークも、今季は毎日、ファン
が集まり、この日も、3万9251人の満員。
もう、セルアウトは14試合にもなり、2001年の
クラブ動員記録「19試合完売」に迫るファンの後押しです。
3番打者、ネイル・ウォーカー二塁手は、この日の
試合前「ハート&ハッスル賞」を受賞。そのセレモニーが
行われました。「ウチの選手は僕以上に、このハッスル賞
の候補者はたくさんいる。私が、その代表なのは光栄だ」
と、再起を誓いました。
まだ、50試合は残っています。中地区はブリュワーズが
独走しかけていますが、パイレーツ・ナインの疲労が取れれば、
再び優勝争いのチャンスが来るのでは
ないでしょうか。
9月下旬には、渡米して、パイレーツを取材したい、と、思って
います。
了
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