ナ中地区首位のカージナルスをホームに迎えた
2位・ブリュワーズは、6月、10、11日と2連勝。0・5差に
迫るスパートです。
この3連戦初日、4回に2階席のコンコースにある売店から
出火。煙が場内に流れる火事がおきましたが、試合は
中断せず、続行。煙はやがて消え、何事もありません
でした。
売店の湯沸かし器からの発火のようで、けが人もあり
ませんでした。しかし「煙に巻かれたカージナルス」は
沈黙したまま。
この日は、カージナルスの名将、トニー・ラルーサ監督
の「監督通算5000試合」の記念日でしたが、ブリュワーズは
8ー0の圧勝。さらに、11日も5ー3で連勝。最終日の12日には
今季初の首位も望める急接近です。
開幕当時、調子が出ず、5月始めには7連敗。5位に転落
したころとは違い、投打ともかみあう好調です。
4番・プリンス・フィルダー一塁手は18本塁打(2位)56打点
(1位)の猛打ぶり、3番のブラウン左翼手とのパワー・コンビは
プーホルス、バークマンのカージナルス3、4番と甲乙つけがたい
すごさです。
この前、セントルイスでのシリーズは、カージナルスが2勝1敗と
勝ち越し、首位を確保したのですが、ブリュワーズは、
ホームでは、これで24勝9敗。メジャー一番の強さ。打線とともに
「優勝請負人」として、ロイヤルズからトレードしてた、ザック・
グリンキー投手が6連勝と活躍。
「トニー・ラルーサさんは、移籍しても、勝てるチームを作り挙げ、ナインを統率し、
いい方向へ向かわせる指揮ぶりは、感嘆するほどすごい。
その偉人と戦えるチャンスを得ただけでも幸福だ」
と、ブリュワーズのロン・レニッキ監督は賞賛しています。
この2強はがっぷり四つに組み、最後まで楽しませてくれるのは
間違いありません。
了
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