全米アマ・ドラフト初日は、6日開幕。前年の下位チームから
のウェーバー方式で指名を開始。トップ・バッターのパイレーツは
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の右腕、
ゲリット・コール投手(20)を指名しました。
パイレーツの全体1位指名は、2002年以来9年ぶり
4人目ですが、これまで入団した3人は、1人も
大成できなかった、過去の暗い歴史があります。
コールは身長193㌢の豪腕。常時150㌔を出し、
最高160㌔の速球を誇る本格派。
「タマが真ん中に集まり、打たれる配球のミスが
心配だが、十分修正できるはず。パイレーツ先発投手
の中心になれる逸材だ」と、スカウト陣は
高い評価です。
問題は契約ボーナス。昨年も1位指名(全体の2位)は
650万㌦(約5億3000万円)も投資しましたが、
コールには、駆け引きではすごいやり手のスコット・
ボラス代理人が担当。8月の交渉期限切れまで
もつれる可能性はあります。
コールは「まだ高校時代の2008年、ヤンキースの
指名を受けたが”まだ僕の出番ではない”と、辞退
した。今こそ、夢がかなうときがきた」と、プロ入りに
期待を掛けていますから、ギリギリでも、入団する
のではないでしょうか。
パイレーツは今季こそ、最下位脱出の意気込みで
(目下4位)マイナーには有望投手がそろい、かっての
栄光を取り戻す日も遠くはないでしょう。
了
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