ロイヤルズは5月12日、ニューヨークでのヤンキース
3連戦に勝ち越し。最終の第3戦は、先発全員、今季最多
16安打の猛攻で11ー5の圧勝。ヤンキース・ファンを
驚かすに十分な勢いでした。
ロイヤルズがニューヨークでヤンキースに勝ち越すのは
歴史的なことです。実に1999年以来、12年ぶり。
これまでニューヨークでは、ヤンキースが262勝178敗と
ワンサイドに勝ち越し。新ヤンキー・スタジアムでも
これまでヤンキースの7勝3敗でした。
若返り運動の先頭に立つロイヤルズは、次第に
若手が自信を付け、特に、昇格したばかりの、
2008年第1巡指名、エリック・ホスマー一塁手は、
2試合連続アーチ。大器の本領を発揮するシリーズでした。
今季、ロードで勝ち越したのは、4月8日からの
デトロイトのタイガース戦だけで、この苦手ロード、
首位・ヤンキースからの2勝1敗は、大きな収穫でした。
「ファンが途中でゾロゾロ帰る姿を見て、”オレたちは
やった!”と思ったね。この収穫を忘れず、さらに
進みたい」と、オスマーはうれしさいっぱいでした。
ロイヤルズは、4月22日から6連敗したときは
「また、昨年の二の舞か」と、心配されましたが
その後、盛り返した力はすごいものです。
ロイヤルズは「ゴー・ゴー野球」の代表。チーム打率
もリーグ2位。盗塁46は断然の1位。
インディアンスと同じように、塁へ出たら走る、これが
全員に徹底しています。
総得点186はリーグ1位。もうバカにはできません。
新風を吹き込むロイヤルズの今季は注目して
いい、と、思います。
了
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