ア・リーグ西地区はいよいよ面白くなってきました。
第7節初日の9日、アスレチックスは、テキサスでレンジャースに
7ー2の快勝。首位・エンゼルスがホワイトソックスに大敗
したので、「1差」2位に迫りました。
開幕の4月、首位を独走していたレンジャーズは失速。
ついに3位転落です。
快勝の原動力は自慢の投手陣です。
チーム防御率2・67はメジャー1位。防御率が3点台とは
驚異的な数字です。あと3点を切るのはブレーブスだけです。
今日は豪腕、トレバー・カヒルが先発。7回1失点。
被安打5本、三振7個を奪い、四球も1。全く不安はなく、
これで開幕6連勝(Jイーバー、Mシャッダーとタイ)の
快進撃です。
アスレチックスの先発投手で開幕6連勝は、1990年
のデーブ・スチュアート以来、21年ぶりの歴史的な
成績です。
身長193㌢、体重102㌔の巨体で、速球と鋭いカーブ
が武器。ゴロを打たせる名人で、この日もフライ・アウトは
1つだったのに、ゴロは10個。
「ここは打者天国だけに、凡打させるのが第1。地区ライバルには
第1戦必勝が必要だ。今日は自分のピッチングができて満足」
という,自信のコメントが流れています。
昨年も18勝。カリフォルニアの高校時代は遊撃手。投手に
転向して日も浅いのですが、この急成長は目を見張る
ものがあります。
ボブ・ゲレン監督は「鋭くスポットを突く、いつも期待に応えて
くれる。見ていて楽しい」そうです。
「野球は投手力」を証明するアスレチックス。打線も守備も
良くないのですが、この黄金投手陣が崩れなければ、
秋は面白い。
了
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