今季は「最下位から一気の首位へ」の異変が、各地区で
起きています。
ア東地区のレイズ、レッドソックスもそうですし、昨年、
最下位争いだった、インディアンスとロイヤルズも
そうです。よどんでいたマリナーズも、前日は首位を
うかがう2位までに急上昇しました。
そして、第9節を終わり、50試合を過ぎた時点で、
一気の首位は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスです。
29日、ヒューストンでスィープ。6連勝で、故障者続出
のジャイアンツを抜いて、首位に立ちました。
今季は4位に低迷。最下位も4試合あったのが、5月17日
から6連勝で5割になると、ロッキーズ、アストロズに
6連勝で、ついに、0・5ゲーム差のトップです。
闘将・カーク・ギブソン監督は、抗議で退場処分を
受けましたが、8回表、ザビエル・ナデイの2点二塁打
で逆転。この6連勝は3勝が逆転なのです。
ナデイは2打席連続三振していましたが、退場処分
で監督室へ消えたギブソンは、代役監督の
アラン・トランメルを通じ「頭を上げろ!くじけるな!」と、
激励のアピール。
ナデイは期待に応えました。
ギブソンとトランメル・ベンチ・コーチは、タイガース現役
時代からの長いコンビで、お互いに助けあってきた
仲間です。
今季は、地元でオールスター・ゲームを開催の年。
不振のまま迎えるわけにはいきません。
激戦のナ西地区。この16試合14勝。5月14日の
ドジャース戦は「ワン・ヒット勝利!」の離れ業も
やっています。
夏には地元でさらに暴れたい、ダイヤモンドバックス。
これからは、さらに競り合いは続くでしょう。
了
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