本当に、まさかのノーヒット・ノーラン達成でした。
ツインズの左腕、フランシスコ・リリアーノ投手(27)が、3日、シカゴ
のホワイトソックス戦で1-0のノーヒット・ノーランを
成し遂げました。
今季は1勝4敗。投げればKO続き。この日も、また駄目なら
先発ローテ外れも時間の問題。まさに、瀬戸際の快挙でした。
打者30人、123球も投げ、四球6個も出し、ピンチを背負って
のピッチング。本人は「8回までノーヒットとは知らなかった」
状態でした。彼を支えたのはバックの守備。3つの併殺でしのぎ、
リリアーノを励ましました。
メジャー95試合目で完投はこれが初めて。三振はわずか2個。こんなに
三振奪取が少ないのは、1980年のJロイス(ドジャース)以来、31年ぶりの
ことでした。
「彼に復活してもらわないと、ツインズの先は開けない。だから、ベンチで
必死に祈るような気持ちだった。救援を送るより、ここで、
踏ん張ることが大事、と、思った。良く耐えた」と、ロン・ガーデンハイヤー監督
は最下位脱出の貴重な1勝(メジャーでラストの10勝目です)を
もたらした左腕を称えました。
「本当に疲れた。深夜4時まで、55通のメッセージが届いて、
うれしい。眠れない夜だった」
今や、地区優勝どころか、快走するインディアンス、ロイヤルズを
追うのがやっとのツインズ。これをきっかけに、昨年の快進撃
が始まるかどうか。故郷・ドミニカからも祝福のメッセージ。
開眼したリリアーノ。次は1日ずらせて、先発するそうです。
了
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