ツインズのDH、ジム・トーミーは、23日に再起。見事、
1試合2本塁打して、健在をアピール。これで、待望の
「600本塁打」へ、”あと7本”です。
これまで7人しか達成していない、600本の大台。
これから故障再発のないかぎり、年内のゴールは
ほぼ確実でしょう。
しかし、試合はマーリンズに延長10回、7ー8で敗れたため
「私が打つても、勝利に貢献できないのでは、非情に残念。
すべては勝利へ結び付けたい」とコメント。自分の記録には
触れませんでした。
これを聞いた、同僚のベテラン、カール・パバーノ投手は「
彼こそプロ。怪我を克服して再起、ひたすら、チームのために
役立ちたい、その姿勢はお手本だ。だからこそ、ここまで
来たんだ」と、賞賛しました。
リハビリの途中、ツインズの偉大なキング、ハーマン・キルブルー
が亡くなり、その葬儀がアリゾナで行われたとき、参加
できなかったのを詫び、23日、ターゲット・フィールドで
行われた追悼式は、ビデオ・ボードの映像をじっと
見詰めていました。
「彼の功績は永遠に忘れられない。彼から受けた影響を
私は試合で表現したい」。
わき腹を痛め、フロリダでリハビリ・トレを続け、19試合を
欠場しましたが、8月27日には41歳になるトーミーは
最下位脱出を掛けて記録に挑みます。
現役で600本を超えているのは、ヤンキースの、
アレックス・ロドリゲス(622本)1人。あと、トーミーを追うのは
ゲレロ(オリオールズ)の441本、チッパー・ジョーンズ
(ブレーブス)の440本2人だけ。年齢的にみても、2人はとても
600本達成は無理でしょう。
トーミーが最後の600本男、になる日を、待ちたい
ものです。薬物時代、クリーンで貫いた男です。
了
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