第2節を終えて、MLB最大のミラクルは、ア中地区インディアンス
の8連勝です。
MLBは、アナハイム遠征にかけて「カリフォルニア・ドリーム」
と、躍進を表現していますが、4月1日、地元の開幕戦、ホワイトソックスに
4回まで0ー14の惨敗したときは、だれも「今季も駄目」と、
嘆いたのでした。呆れたファンは野球場へ来なくなり、
2日目から4試合連続1万人を割る超不入り。
ファンも見放したとき、突然、目覚めたのです。
そのきっかけは、スイープされそうになった第3戦の4回、
送りバントをトリプル・プレーで封じ、この試合を逆転勝利
したのが始まりです。
レッドソックス戦の3戦目も、8回に決勝スクイズの奇襲。
ロードに出て、うまく不振のマリナーズとぶつかり
またスイープ。そして、この日も、エンゼルス戦に完封勝利。
ロードで4連勝は1998年(6勝0敗)以来、13年ぶり。
8勝2敗のスタートは2002年(11勝1敗)以来、
この8連勝は2008年以来です。
「まだ始まったばかりだが、開幕戦の大敗でもくじけ
なかった。今は、投打がかみ合い、とてもいい雰囲気
になっている。いまは本当にいい野球だ」
と、攻守の殊勲者、Aカブレラ遊撃手は言うのです。
昨年、若返りに成功した、マニー・アクタ監督は
「みんな勝てる自信を付けたのは大きい。あとは
いかにうまく波に乗せるかです」と、中地区に波乱を
起こす意気込みです。
中地区は、ツインズ、ホワイトソックス、タイガース
の3強で独占。インディアンスはつけいるスキも
ありませんでした。これからが真価を見せる
ときです。
了
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