レッド・ソックスのテリー・フランコナ監督は、17日、
開幕シリーズの先発ローテを発表。
松坂投手は5番目で何とか残りました。
レッドソックスは開幕1週間はロード。4月1日から
レンジャーズ、インディアンスとの6連戦。ボストンへ
戻り、ホーム開幕はヤンキースを迎えての3連戦です。
4月1日は左腕・ジョン・ラースター、次いでジョン・ラッキー、
クレイ・ブカホルツ、5日からのインディアンス戦は、
かっての20勝投手、ジュシュ・ベケット、その次は松坂。
これで5人ローテは一巡します。このままだと、
ヤンキース戦は、ラッキー、ブカホルツ、ベケットになり、
松坂はヤンキース戦のチャンスはありません。
このローテになったのは、今春のオープン戦成績で、好不調
を見極めてのもので、投げれば打たれる、松坂は、残った
だけでも幸いでしょう。
今春は、15日のタイガース戦に、5回無失点でようやく合格した
感じです。「ストライクが先行し、無駄なタマが減れば
こういう結果も出る」と、フランコナ監督は認めたようです。
あの「松坂はトレード候補。月並みな投手になってしまった」の情報は、
彼を奮起させるためだった、のかもしれません。
今は5人でも、今後は4人ローテに絞るかもしれません。
インディアンス戦で納得させなかれれば、先発を外れるピンチ
も来るのです。
ベテランのナックル投手、ティム・ウェークフィールドは
ローテを外れ、救援で待機。スポット先発を待つ、厳しい
争いです。4番手に回ったベケットは、2月末に頭にボールが
当たる脳しんとう事件で不調なのも降格の理由のようです。
「監督が決めたことは仕方がないが、僕は、このまま
では引き下がらない」と、無念そうなベケットです。
松坂は沈黙していますが、ベケットのようなファイトが
欲しい、と思います。
「昨年王者のレンジャースとインディアンスとを比較すれば、
より楽な方に投げさせて、調子を上げさせたい」
という監督の意向を聞くと「まだまだ信頼されていない」
感じも受けます。
ベケット、松坂が奮起するのか、「仕方がない」
と、諦めるのか、あと2週間に迫った先発の争いを
注目しています。
了
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