ドジャース監督を辞任、現場を引退し、MLB副会長に招かれた
ジョー・トーリ氏は、すぐ行動を開始。アリゾナ、フロリダの30球団
キャンプ訪問ツアーを始めました。
初日は、昨年まで指揮していたドジャースを訪ね、12日には
パドレス、マリナーズのピオリア、さらに、ホワイトソックス
へも行きます。
いずれも短い歓談ですが、「現場の首脳と意志疎通を図るのは
極めて大事。交流のないところに、発展はない」と、全部の球団
と話し合う予定です。今季のトーリ副会長の任務は「オン・フィールド・
オペレーション」。現場で起きたトラブル、事件の判定、診断、方向指示
を任されています。
トーリの新スタッフには、昨年までドジャースの副GMだった、キム・ナグ
さん。女性エキゼクティブとして、ヤンキースでも働き、トーリとは旧知の仲。
もう1人はダイヤやモンドバックスのGM補佐、気鋭のピーター・ウッドフォーク。
2人はニューヨークのオフィス勤務。さらにMLB副会長で2005年
から勤務している、元GMのジョー・ガラジオラ氏も加え、本拠をアリゾナ
のMLBオフィスに置いて、西地区を主に担当します。
この現場経験者トリオがトーリとチームを組み、「オンフィールドの担当」
でスタートするのです。
意見を良く聞くはずの、この新体制は、全球団に迎えられるでしょう。
これまで、ともすれば、一方的に裁定されていた感じもある
事件は、もっと、スムーズに解決されるのではないか、
と、期待しています。
リーダー、トーリは監督時代から意見は良く聞く忍耐の人。
楽しみにしましょう。
了
コメント