ナショナルズは、モントリオールからワシントンへ移転以来、
この6年間で5回目の最下位。5月は2、3位をキープしましたが、
6月1日に負け越すと、あとは転落の一途。6月11日
から5位定着でした。
それでも69勝93敗は、2007年以来の上昇で、
今季は、定位置脱出の期待も高まります。
今季からJ・リグルマン監督は、正式に代行から
就任。昨年、ダイヤモンドバックスで25本塁打、
100打点のアダム・ラローシュ一塁手、
フィリーズからジェイソン・ワース右翼手(27本、
85打点)を獲得。4番・ラアイン・ジマーマン三塁手
と、クリンアップは完成しました。
これで、大砲・アダム・ダン一塁手が去ったアナも
埋められる計算です。「守備は向上するはず」と、
監督は信じています。
しかし、上位へ進むには先発不足は明か。
豪腕・ステファン・ストラスバーグは、トミー・ジョン手術のリハビリ途中
で、秋にならなと再起は無理だから、なのです。
注目のホープは、18歳のブライス・ハーパー外野手。
ストラスバーグに続く、2年連続「全米ドラフト1位指名」の大器。
昨年はギリギリまで契約がまとまらず、難航しましたが、
史上最高の総額990万㌦(約82億円)でサイン。
秋のアリゾナ・フォール・リーグのデビューでは
大物ぶりを発揮。高校時代の捕手から右翼手へ転向。
このキャンプは話題の中心は間違いありません。
「アル・ケーラインの再来か」(タイガースで18歳
でデビュー。殿堂入りした名外野手)とまで言われて
いるのです。
フロリダ・キャンプは東海岸の真ん中にある
ヴィェラ。9年目。地元は260万㌦(約2億2000万円)
で改修。最新の設備で待ち受けます。
昨年のオープン戦は雨で3試合中止。いつも天気は心配です。
もう”お荷物”にはならないナショナルズ、と、
期待していますが。
了
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