ブレーブスは歴史的な転換期を迎えました。
偉大なボビー・コックス監督が、昨年限りでユニホーム
を脱ぎ、新監督には、監督の教え子、
フレデイ・ゴンザレス(46)=前マーリンズ監督=
を迎えました。ゴンザレスは、2003年から6年まで
ブレーブスの三塁ベースコーチを務め、「コックス野球」を
熟知している人物。後継者にはぴたりの監督です。
昨年は4月下旬の9連敗で、一時5位に落ちたブレーブスは
それから驚異のスパート。フィリーズを抜き、5月26日からの
9連勝で一気の首位に立つと、9月5日まで首位を守り、
ポスト・シーズンはワイルド・カードで出場しました。
フィリーズとのラスト5試合で1勝しかできなかったものの、
何とか2位を確保しました。
オフはマーリンズの強打者、ダン・アグラ二塁手を獲得。
4年連続30本以上のパワー・バッターを、
4番・ブライアン・マッキャン捕手を支える5番に据えて
打線の補強には成功しました。
しかし、名クローザー、左腕・ビリー・ワグナーが引退。
その後釜はだれがやるのか?
39歳で故障に悩む3番・チッパー・ジョーンズ三塁手は?と、
難問は残りました。
キャンプは1998年からフロリダ州のディズニー・ワールド・
スポーツで続けます。施設は完備。メイン球場、
「チャンピオン・スタジアム」(9500人収容)の人気も
変わりません。
コックス監督の送別会は、5日、アトランタの「ジョージア・
ワールド・コングレス・センター」でブレーブスの「400ファンクラブ」
の主催で開催。多くのOBが駆けつけ、大盛会でした。
ブレーブスは新たな時代へ、一歩を踏み出します。
了
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