2010年のドジャースは、6月以降の失速で最下位を免れるのが
やっとのシーズンでした。これではファンも減少。19万
9335人も減る有様。2005年以来、5年ぶりの負け越し
です。この背景には、マコート・オーナー夫妻の離婚騒動
が大い、と思います。
チームの先頭に立つ人が、1年余もごたごた続きでは、
チームの士気は挙がるはずはありません。
5月、20勝8敗(途中9連勝)、首位に2差の2位に迫ったのに、
6月以降は急降下。3ヶ月連続の負け越しでした。
痛いのは、当時、首位打者を独走していた、看板スター、
アンドレ・エシアー外野手が、5月15日、左手小指を骨折。
23試合も欠場したのが重なり、中心打者を失ってからは、
転落の一途でした。
オーナー騒動で補強資金も乏しく、このオフは、ジャイアンツ
が放出した、ベテランのホセ・ユリベ三塁手を獲得した
のが目玉。今季は二塁手にシフトして24本塁打、85打点
のパワーを生かします。
あと1人は、パドレスで14勝したジョン・ガーランド投手。
ジョー・トーリ監督はつに引退。後任は腹心の打撃コーチ、
ドン・マッテイングレー。参謀に元日本ハム監督、
テリー・ヒルマンがベンチ・コーチで参加。2人は、
ヤンキース・コーチ時代のコンビです。
主戦捕手、ラッセル・マーチンも契約が折り合わず、
メッツへ去り、捕手はバロハス、ナバロの併用。
この程度の補強でジャイアンツ、パドレス、ロッキーズ
の3強に食いつくことができるのか?疑問山積の
ドジャースです。
了
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