注目のクーパースタウン野球殿堂入り投票は、1月5日
開票され、ブルージェイズなどで22年間も活躍した、
ロベルト・アロマー二塁手が、523票、史上3位の高得票で首位当選、
資格2年目の栄光でした。
もう1人は、ツインズなど5チームで投げ、通算287勝
したバート・ブライルベン投手。資格14年目で、
79・7%(当選ラインは75%)463票を得て、ついに
殿堂入りを果たしました。
最近の当選者では、9年目のグーズ・ゴセジ投手、
投票資格最終イヤー、15年目のジム・ライス外野手
ら、ギリギリで当選した人は多く、「今朝は神経質で
時間が長かった」と、ブライルベンは待たされた
13年間を振り返りました。
今年も薬物使用疑惑のあるスターはアウトでした。
マーク・マグワイア一塁手は、昨年(23・7%)より
さらに減り、19・8%。今季で5年目になりましたが、
得票が増える見込みはありません。
開票前「私は薬物は使わない。検査で出た結果は
不幸だ。あれはビタミンB12。薬物ではない」と、
必死に弁明していた、ラファェル・パルメイロ一塁手
は、わずか64票。11%しかありませんでした。
何とか、投票資格は来年へ、持ち越しましたが、投票者は
「一度疑惑を持たれては駄目」と、厳しい態度
でした。
「5%以上の得票があれば来年も資格は残る」
と、規定されていますが、16人は4・8%以下。
来年の候補から消えます。
この中にはハロルド・ベインズ外野手、
ジョン・フランコ投手、ジョン・オルルー一塁手、
ティノ・マルチネス一塁手らのスターも
含まれています。
パイレーツの強打者、デーブ・パーカー
外野手は、これがラストの15年目。89票、
15・3%しか得票がなく、とうとう投票資格は
なくなりました。ベテランズ委員会へ回っても、
殿堂への道は、さらに険しい、と、思います。
了
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