”火の玉投手”で有名な、インディアンスの豪腕投手、ボブ・
フェラーさんが15日、クリーブランドで亡くなりました。
92歳。クーパースタウン野球殿堂入りしている現存の方
では最高齢の偉人です。
白血病で倒れ、集中治療室の治療で快方に向かう、とも
伝えられましたが、やはり、お元気だったフェラーさん
も年齢には勝てなかつたようです。
90歳近くまで殿堂記念試合の先発投手を務め、
孫相手にキャッチボールも日課にしていたフェラーさん。
通算266勝。兵役の中断がなければ、300勝も可能
だった、と言われる鉄人です。
ボブ・フェラー博物館は、前に訪問したことがあります。
故郷アイオワ州のヴアンミーターの町に建てた小さな
博物館です。同市の銀行が全面支援して、1995年
6月10日にオープンしました。
ここには、フェラー投手の記念品は、ご本人がすべて
寄贈して飾られています。
今、私の手元には、フェラーさんのサイン入り胸像が
あります。当時20㌦でした。博物館は平屋建ての
かわいい施設ですが、フェラー投手を十分しのぶ
ことはできます。少年時代「肩を冷やさないように」と、
母が編んでくれた「アーム・ウォーマー」はボロボロに
なりかけていましたが、母の愛情が感じられる、印象的な
展示でした。
州の中心地、デモイン市から車で行くしかありませんが、
広々とした農村地帯で、こういう環境で頑健なフェラーさん
は育ったのですね。
はるか天国の、フェラーさんに合掌。
了
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