ヤンキースは、10月25日、デーブ・アイランド投手コーチ
を解任。11月19日、新投手コーチに、カブス投手コーチ、ラリー・
ロスチャイルド(56)の就任を決めました。
今季はリーグ・シリーズでレンジャーズに完敗。2連覇を
逃した失意のシーズン。20勝のサバシーア、18勝のヒューズ
の両輪が活躍しましたが、あとは不振。左腕・ペティトが長期
離脱。これが、9月の低迷(13勝17敗。4連敗が2回も)
で地区首位を逃した原因になっています。
特に、右腕・A・J・バーネットは10勝15敗、防御率5・26
の最悪のシーズン。ポストシーズンはローテを外れる有様でした。
4人の投手コーチ候補にインタビュー。「ビデオ分析、コミュニケーションに
優れた、経験豊かなロスチャイルドがベスト」と、ブライアン・キャシュマンGMは
決断しました。
彼は、本当は、マイク・クアデイ新監督の補佐役で、カブス
残留が内定していたのですが「ヤンキースからのオファー
など、もう、私の36年間の野球人生では、これが
最初で最後かも」と、振り切って受けた、
と言われます。
「バーネツトは投球フォームからやり直して、何故
結果が出ないのか、ビデオを見ながら、本人とじっくり話し合う。
彼ほどの球威のある投手を埋もれさせてはならない」と、
語るロスチャイルド。
バーネツトは神経質なので、果たして、ベテランの
ロスチャイルドをすんなり受け入れるかどうか。
ヤンキースで10年間も生え抜きのアイランドでも
勝たないと3年しか保ちませんでした。
ペナント奪回が至上命令のヤンキース。コーチは大変
なのです。
了
コメント