クーパースタウン野球殿堂入りを決める、
ベテランズ委員会の投票結果は、12月6日
午前10時からフロリダ州オランドで開催される、
ウィンター・ミーテイングの初日に発表
されることになりました。
殿堂が11月8日、発表したもので、今回の候補者は
12人です。
選考委員16人の4分の3以上の
得票(12票)がないと、当選しません。
委員は8人の殿堂入りの方々と、4人の元MLBエキゼクテイブ、
4人のベテラン・メデイア、という顔ぶれです。
これが難物。いくら討議しても、票が割れて(各自、自説
を曲げないので)、3年前の前回も、選手は1人
も選ばれませんでした。
今回は、「拡張時代(1973年以降の人物)限定」
の選考です。
候補者は全米野球記者協会の推薦で選ばれた人物で、
バイダ・ブルー投手(アMVP、サイヤング賞)
ステーブ・ガービー一塁手(4回ゴールドグラブ賞)
デーブ・コンセプション遊撃手(レッズのビッグ・レッド・マシン
時代)ロン・ギドリー投手(サイヤング賞)
トミー・ジョン投手(288勝)アル・オリバー外野手
(9年連続3割)ラステイ・スタウブ外野手(2716
安打)テッド・シモンズ捕手(8回オールスター)
が8人の選手。
監督ではヤンキースの闘将、ビリー・マーテイン
がただ1人です。
エキゼクテイブでは、ヤンキースの黄金時代
を築いた、死去した、ジョージ・スタインブレナー
が注目のマト。選手会の今の時代を築いた
マービン・ミラー理事も、また候補になりました。
27年間、多くのチームを優勝させたGM
パット・ギリックも候補者です。
”ボス”と、恐れられたスタインブレナー・オーナー
が得票を集めるか、関心は高いようです。
このベテランズ委員会は、3年ごとの
選考で、MLBを3時代に区切り、集中審議
の方式に改めましたが、いつも、投票が分かれ、
当選者ナシになる傾向が強く、前回のように、
5人も一度に選ばれたのは、異例の発表でした。
当選すれば、2011年7月24日、
クーパースタウンで晴れのセレモニーが
行われます。
了
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