MLBは29日、ポストシーズンの選手分配金額を
発表しました。昨年、史上最高配当をもらった
ヤンキース(1人36万5052㌦、時価3140万円)
よりやや低く、ワールド・シリーズに優勝したジャイアンツは、
1人31万7613㌦(約2636万円)でした。
負けたレンジャーズは1人24万627㌦(約1997万円)
です。
リーグシリーズ敗退のフィリーズ、ヤンキース、
地区シリーズまでのツインズ、ブレーブス、
レイズ、レッズにも配当はあります。さらに
地区2位のホワイトソックス、パドレス、
アスレチックス、カージナルスにもあるので、
合計10チームの選手にクリスマス・ボーナスです。
日本では優勝しても、1人300万円。約10倍
もの大差があります。まだまだMLBには
及ばない日本ではありませんか。
ポストシーズン試合のチケット売り上げは、
大半は選手に還元されるシステムになっており、
これが、日本と大きく違う点です。
本当に、こういう基本的な考えはいい、と
思います。
配分はそれぞれの選手会が相談して分配方法
を決めますが、クラブハウスの職員や、バットボーイ、
トレーナーにも金一封の形で配られるので、何らかの
形で在籍していれば、ボーナスは出るのです。
7月までジャイアンツに在籍、トレードでレンジャーズ入り
したベンジ・モリナ捕手は、両方のチームの配当金
をもらえる、珍しい選手になりました。彼は、優勝記念
指輪ももらえる特別のケースです。
引退するモリナには忘れられぬシーズンになる
のではないでしょうか。
了
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