全米野球記者協会は29日、来年度のクーパースタウン
野球殿堂入りを決める投票候補者、33人を
発表しました。
新顔は19人、昨年からの候補者は14人です。
投票は12月31日で締め切られ、2011年1月5日、
発表予定です。
新顔では、ア・リーグで1996年、1998年の2回
MVPになったジュアン・ゴンザレス外野手(レンジャーズ)
569本塁打、3020安打のラファエル・パルメイロ一塁手
(オリオールズ)や、1994年ナMVPのジェフ・バグウェル
一塁手(アストロズ)代打男のレニー・ハリス(ドジャース他)、
3回首位打者、1997年ナMVPのラリー・ウォーカー
外野手(ロッキーズ)新人王ベニト・サンチアゴ捕手
(パドレス)ラウル・モンデシ外野手(ドジャース)
らもいます。
昨年、5票差で逃したバート・ブライルベン投手
(ツインズ)と、8票差惜敗のロベルト・アロマー
二塁手(ブルージェイズ)は、果たして、今度こそ
当選するのか、ブライルベンはもう13回目の挑戦です。
記者投票では、総有効投票の75%以上の得票がないと、
当選できない難関。これまで数多くの人が後一歩
で涙を呑んできました。
「あと10票以内の僅差で2人も落選」のケースは、
昨年が初めてでした。
今年の新顔のパルメイルは薬物使用疑惑が晴れず
成績は十分ですが、得票できるか疑問視されます。
年間最多本塁打した、マーク・マグワイア一塁手
(現カージナルス・コーチ)も、薬物使用疑惑が
晴れないまま、年々得票は減り、昨年は23・7%
しか取れず、このままでは、やがて消えてしまう
運命かもしれません。
「薬物選手はノー!」と、記者会は改めて態度を示すのか、
投票結果を注目しています。
了
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