野球はドラマ、の言葉通り、ブレーブスは8月29日、今月最後の日曜日、
1-6とリードされた対マーリンズ戦を逆転サヨナラ勝利する、ドラマを演出しました。
しかも、ビデオ判定のサヨナラ・アーチです。
8回に3点を返し、9回も代打ディアズの同点2ランで追いつくと、
4番・マッキャンが右翼へ決勝本塁打。この一打は、2死走者ナシで、打席
に入ったマッキャンがカウント2-1から右翼へ打ち込んだのです。
しかし、この打球は跳ね返ってきたので、塁審は二塁打、と判定。
二塁ベース上でマッキャンは「スタンド入りだ!」と、絶叫。
ベンチも抗議して、審判団がビデオを確かめ、判定を変えたのです。
この間、1分26秒中断。ファンも大歓声。相手のマーリンズは
本塁打を認め、抗議しませんでした。
2年前の判定制度導入以来、サヨナラ・アーチの判定がかけられた
のは初の事件です。
ブレーブスは貴重な1勝を広い、2位・フィリーズとの「2差」をキープ。
あと、残り試合は「32」です。斎藤隆投手は幸運な2勝目。
この日は、6回、判定に抗議したコックス監督が退場処分、
(今季4回目、通算157回目の新記録)先発・ローは3回、5失点でKO、
カブスから獲得したリー一塁手は、右わき腹を痛めて欠場。暗いこと
ばかりだっただけに、その粘りはすごいですね。
これで、今季23回目のラスト打者勝利は大リーグ一番。
まだ、フィリーズとはホーム、ロードとも9月に6試合残るだけに
「コックス監督の最後のシーズンを飾ろう」のチーム一丸の粘りを
楽しみにしたい、と、思います。
了
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