ブリュワーズのクローザー、42歳のトレバー・ホフマン投手が、8月18日、
セントルイスでの対カージナルス戦、9回裏、1点差に迫られ、なお2死満塁の
ピンチに登板、見事、ブランドリー・ライアンを3球三振させて、リードを守り、
今季7セーブ目、通算598セーブを飾りました。
史上初の600セーブ(今後更新されることはまずない、と思われる大記録です)
へあと2つに迫りました。
速球でファウルさせ、3球目はチェンジアップで空振り三振。まさに、堂々たる
気迫の勝負でした。
今季は出れば打たれる不振の連続で、5回もセーブ・チャンスに失敗。
「ホフマンももう限界か?」と、ささやかられていたのですが、ケン・モッカ監督
は「ブルペンの連絡ではOKだったから」と、あわや逆転サヨナラのピンチ
も、信頼してマウンドへ送ったのです。
マイナー(3Aナシュビル)から5月15日に昇格して、すでに18セーブ
を挙げてている若いジョン・アシュフォードが浮き足立ったので、モッカは切り替えた
のですが、「ホフマンさんの顔を見たら大丈夫、と信じていた。やはり
すごいね」と、アシュフォードは、脱帽だったようです。
ホフマンは何もコメントしていませんが、まだまだ球威は十分なのを証明
したのは素晴らしい。必ず600セーブの大台に乗るには来る、と、期待しています。
もう、プレーオフの望みは消えたブリュワーズですが、ホフマンの快挙が
待たれます。
了
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