カージナルスは再開を前に、7月15日、ジョン・モゼリアクGMの契約を延長、
2013年まで、チーム運営を任せます。
2007年オフ、ウォルト・ジョケッテイGMの後任に抜擢され、まだ41歳の
新鋭です。続投を発表した、オーナーのビル・デゥイット氏は「彼は十分な仕事
をしてくれているが、7月31日のトレード期限までに、1、2人の補強を
進めて欲しい」と、期限付きの声明を出しました。
これは、レッズの予想外の頑張りで、なかなか中地区の首位に立てず、
まだ2位、50勝にもまだのカージナルスへの激励なのです。
地区優勝は当然、と、信じているオーナーにしてみれば、前半戦は
不本意なもたつき、に違いありません。
しかし、レッズは若手の躍進で、そう簡単に抜けるチームではない、のは明かです。
すでに日程に半分は過ぎ、まもなく100試合。
その上、大看板のアルバート・プーホルズ一塁手は、今季で期限切れですが、
春には合意できず、再契約は、このオフへ持ち越しになっています。
昨年、FAのマット・ホリデー外野手と、7年間、年俸総額1億2000万㌦
の巨額契約を結んだ以上、プーホルズには、それ以上の大金を用意
しないわけにはいきません。「私は生涯、セントルイスで」と、宣言して
いるプホルズを満足させられるか、どうか?
昨年、プレーオフで失速。ワールド・シリーズを逃したカージナルス。
GMの後半戦の目標は極めて重圧ではないか、と想像しています。
了
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