8四球に死球1。こんな乱調でノーヒット・ノーラン達成、という怪挙が起きました。
ダイヤモンドバックスのエドゥイン・ジャクソン投手。
その制球難は有名で、この与四球8個のノーヒッターは史上3番目最多の記録です。
投球数149も自己最多。こんなに荒れていては、途中交代が普通ですが、
「ヒットされていない!」ことに気づいたダイヤモンドバックスは、辛抱して
投げさせたのが成功でした。
相手のレイズは、ノーコンに手を焼き、ついに、この1年間に3回もやられる、
大リーグ史上初めての屈辱でした。
試合は1-0の最小スコア。ダイヤモンドバックスでは、2004年のランデイ・
ジョンソン投手以来、6年ぶり、2回目のこと。今季はパーフェクト達成が
2人(フィリーズのロイ・ハラデー、アスレチックスのダラス・ブレイデン)
ノーヒットの第1号はウバルド・ヒメネス(ロッキーズ)。
もう4人目です。
ジャクソンは昨年はタイガースにいたのですが、制球難は治らず、
ついに、タイガースはもて余して放出。この日が5勝目。防御率も4・83。
「ピッチ・カウントが多いなんて僕は気にしない。いつものことさ」
と、ハラハラなどどこ吹く風のピッチングが良かったのでしょうか。
それにしても、1年間で早くも4回のノーヒット・ノーランとは。
1991年以来19年ぶりの珍事。まだ、シーズンは半分にも行っていません。
果たして、まだノーヒットの記録は出るのか?
本当に異変続きの大リーグです。
了
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