トレンブリー監督の解任

ア東地区で大差最下位にあえぐオリオールズは、3日夜、デーブ・トレンブリー監督

を解任。暫定監督に3塁ベースコーチ、ジュアン・サミュェルを起用。今後、新監督

を捜すことになりました。激戦の東地区で、オリオールズだけは断然最下位。

まだ１５勝しかしておらず、約3分の１の５５試合も過ぎたいま、このペース

では、１００敗以上の最悪勝率は間違いありません。

先月、カル・リプケンＪが、惨状を見かねて「私が救う」と、乗り出した、と、お伝え

しましたが、その後、全く動きはなく、Ｐ・アンゼロス・オーナーは、「いまは彼を

起用の時期ではない」と、沈黙したままです。

４９歳のサミュェル代行は、「みんな、チームの現状は良く知っているはず。

今日から、新たなシーズンイン！」と、ミーテイングでハッパを掛けましたが、

この戦力では、すぐに効果があるとも思えません。

今のオーナーになってから、もう9人目の監督交代。トレンブリーは

「組織に残ってくれ」と、要請を受けましたが、屈辱の解任に、すぐＯＫとは言えず、

フロリダの自宅へ帰宅。電話にも出なかった、そうです。

ロイヤルズに続く監督交代。東地区は強力チームばかり。とても

太刀打ちできる状態ではありません。

かっての栄光も遠い昔話。再建には、本腰を入れた強化が必要な

オリオールズです。

了