タイガースのジム・リーランド監督は、愛煙家、で知られていますが、5月1日
から施行されたミシガン州法により、バー、レストラン、公共施設では一切たばこ
は禁じられたため、ホームのカメリカ・パークではたばこを吸えなくなりました。
これまで監督室ではいつもシガーをくゆらせていた監督ですが、会見では
吸うことはノー。
マーリンズ、タイガースでは優勝、現在、MLBのトップ5に入る実力者監督も、
この法律施行にはお手挙げです。
「私は禁を犯してまでも吸うことはしない。忠実に法律は守る人間だから、いけない、
となった以上、球場では吸わない。ただし、吸える場所はあるけどね」
吸える場所とは、球場内部に設けられている「シガー・バー」です。
しかし、試合中、会見時にはそこへ行くわけにはいきません。
「スモーカーにとっては辛い時代になった。いまや、アメリカで気楽にたばこを
吸える場所はほとんどなくなった。私はどこか捜すけどね」
監督にとつて、たばこは大事な考えをまとめる、ヒントがひらめく、一瞬の大切な
時間なのです。だから「私は禁煙するつもりはない。たばこはすでに体の一部。
あきらめない」とも言っています。
タイガースは監督最後の現場、と決めている名将は、どこで、たばこ・タイム
を見付けるのでしょうか。
現在、ツインズと激しい首位争いの最中。チームの若返りにも成功。
優秀なヤングマンも育てたニュールックで、ポスト・シーズンを目指すタイガース。
リーランド監督は、心のやすらぎを得るかどうか、注目しています。
了
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