本年度のアマ・ドラフトは6月7日から3日間、行われますが、その指名順番が
MLBから公表されました。
最下位から交互の指名が原則なので、トップはナ・ワーストのナショナルズ
です。昨年も1位順指名で大物右腕投手、ストラスバーグを獲得しましたが、
今季は果たして、昨年のような大物を釣り上げることができるかどうか、
楽しみです。
指名一番権利は契約交渉に成功するメドが立たないと、ナショナルズは、
次の順番が回ってくるのは、51番目になってしまうので、
「必ず取れる」と、決断して指名するのは難しい選択です。
2位はパイレーツ、3位がオリオールズ、4位ロイヤルズ、5位インディアンス、
6位ダイヤモンドバックス、7位メッツ、8位アストロズ、9位パドレス、
10位アスレチックス、11位ブルージェイズ、13位ホワイトソックス、
14位ブリュワーズの順番。
レンジャーズは15位と22位の一巡目に2つも指名権があるのは、
コンペンセーション(権利譲渡)があるかからです。
これは、レイズも同じ。17番と31番に回ってきます。
どこも、候補選手の獲得争いなので、上位指名球団の順番を注視
しながらの駆け引きが面白いのです。
エンゼルスはフィギンス内野手(マリナーズ)ラッキー投手
(レッドソックス)2人のAタイプの大物をFAで失ったので、
3人もの指名権があります。昨年、大物を引き留めなかったのは
「今季の指名で新鋭を獲得した方が有利」という狙いがあったのかも
しれません。
大金FAを得たマリナーズ、タイガース、レッドソックスは一巡目
は指名ナシです。最後の32番目はワールドシリーズ優勝の
ヤンキースです。
ここから2巡目の間に譲渡のラウンドAがあり、33番目から50番目
まで続きます。第2、3、4ラウンドの順番はすべてナショナルズが1位、
ヤンキースはラストです。「弱小チームに補強の優先権を与える」
ドラフトの基本原則から、ナショナルズの補強が成功するかどうか、
指名を待ちたい、と思います。
了
コメント