ロイヤルズは、5月13日、トレイ・ヒルマン監督を解任、後任に、元
ブリュワーズ監督、ネド・ヨーストを就任させました。
この日朝、解任は決まったのですが「7連敗にまま辞めるのは悔しい。
今日は絶対に勝つ」と、ヒルマンは指揮を執り、インディアンスに
6ー4の逆転勝利で最後を飾り、別れを告げました。
日本ハムの日本一を土産に帰米。ロイヤルズ監督に招かれたのですが、
就任当初から「メジャー監督の経験もないのに」と、手腕に疑問視
する声も多かったのは事実です。
2年2ヶ月の監督生活で、ついに、最下位を抜け出せないままの解任
では、さぞ無念だった、と思われます。
戦力の不足を補うために、バント、走塁、など、細かい野球の導入に
力を注ぎましたが、激戦の中地区では、苦戦の連続。特に、
連敗すると、歯止めが効かず、今年も勝ち越したシリーズはひとつ
もありませんでした。
ロイヤルズはオールスター・ゲーム開催のために、巨額の投資をして
ホーム・カンザス・シテイの球場を大改修、舞台を整えたのに、
最下位の連続では我慢も限界でした。
一番の解任原因は、昨年のサイヤング賞受賞投手、ザック・グリンキー
が投げる日に全く打てず、好投しても援護ゼロ、4敗もしては
「何にをやっているのか」と、フロントも、ついに動いたのでしょう。
GMデイトン・ムーアと、ヨーストは、ボビー・コックス監督の下
でブレーブスで一緒に働いていたコンビです。
昨年からヨーストをフロント入りさせ、この日に備えていた?ようです。
しかし、ツインズ、タイガースが強力な中地区で一気に上昇するのは、
まさに、至難のワザです。
借金11。いつ上昇できるのでしょうか。
了
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