ボストンの開幕には意外なハプニング!
4月4日のサンデー・ナイター。ヤンキースを迎えての豪華カードに、始球式は
元レッドソックスの右腕エース、ペドロ・マルチネス投手が登板したのです。
開会式のイベントはみんな、出演者は公表されていたのですが、
始球式はだれがやるのか、最後まで伏せたままでした。
外野の芝生いっぱいに巨大な星条旗が広げられたとき、左翼から国旗をくぐって
姿を見せたのがペドロ。その姿を見た瞬間から、場内はどよめきが上がり、
「ペドロ!ペドロ」の大合唱。みんな、2004年を最後にボストンを去った
かっての黄金エースを暖かく迎えたのです。
シャツ、ズボンの軽装にレッドソックスのユニホームを羽織り、マウンド
に上がったペドロは内角高めに第1球。受けたのは当時のコンビ、
ジェイソン・バリテク捕手。終わると、90歳の長老、ユニホーム姿で
グラウンドにいたジョニー・ペスキーさんと握手。バリテクとも
抱き合うペドロにまた拍手でした。
会見もなく、ノーコメントでしたが、レッドソックスの演出には、みんな満足
そうでした。さらに、驚いたことには、昨年のフィリーズを最後に引退した、と
思われていたペドロが密かに自主トレを積み、来月、どこかに入団する、
というニューズが流れたことです。このオフはどこからも誘いは
ありませんでした。
もう38歳。2回もサイヤング賞を受賞。殿堂入りも確実なペドロですが、
まだ現役に執念を燃やしていたとは。もし、ユニホームを着たら、本当に
ハプニングですが。
了
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