マイナー・リーグ会長、パット・オコーナーさんから「野球シーズンの開幕に寄せて」
のメッセージが届きました。
マイナー・リーグ・ニューズ第2号の巻頭を飾る文章で、その中で、故バートレット・
ジアママッテイ・コミッショナーが「野球は春開く」の賛歌を紹介しています。
「野球は春を告げ、ファンはワクワクした感情を抑えきれず、開幕を迎える。
その楽しさ、面白さが野球には充ち満ちている。夏とともに最高潮に達し、
ファンは青空の下で歓声を挙げ、太陽を謳歌する。やがて秋が来て、冬の
訪れになったころ、1シーズンは終える。この1年間の思い出をしまいながら
来年へ思いをはせる。野球は人生とともにある」。
ジアマッテイさんは在職中、心臓発作で急死し、エール大学学長から転身したばかり
で惜しまれての死去でした。ボストン生まれで熱烈なレッドソックス・ファンで
知られていましたが、ピート・ローズ監督の野球賭博を処分、永久追放にした
裁定で歴史に残るコミッショナーでした。
オコーナー会長は、ジアマッテイさんの野球賛歌を受けて、
「マイナー・リーグこそ、家族と、地元市民とともに、楽しむ、アメリカの文化」
と、力説しています。
メジャーにはない地元住民の楽しみは、市民生活に深く食い込んでいる、
とも説いています。
そして、データとして、紹介しているのは、マイナー・リーグはいかに手軽に
楽しめるか、なのです。
マイナー平均の経費は、家族4人で球場へ行くときは、平均57・70㌦
(約5390円)で済む、というデータです。
チケット4枚、駐車場料金、プログラム、ビール、ソーダ各2杯、
ホットドッグ4個。これで1日楽しめます。チケットが1人100㌦
もするメジャーとは天地の差。一番高い3Aでも、67・77㌦
(約6320円)で済みます。
知名度やワザもメジャーには及ばないかもしれませんが、みんな懸命
の努力する姿が、人気を呼ぶ、と説明しています。
私も、何回かマイナーを観戦しましたが、どこも、雰囲気は楽しい
ものでした。チケットは10㌦以下(1000円でおつりが来る)の安さです。
これからも、チャンスがあればマイナー・リーグの観戦に行きたい、と思う毎日です。
了
コメント