MLBは4月11日で第1週を終了。連覇を目指すヤンキースは、2カード連続
勝ち越し(4勝2敗)でホーム、ヤンキー・スタジアムへ戻りました。13日から
エンゼルスを迎えてホーム開幕です。
東地区はブルージェイズが攻守のまとまりを見せて5勝1敗で単独トップ。
中地区はタイガースが5勝1敗、ツインズが5勝2敗で激しく競り合う展開です。
波乱は西地区。首位は昨年最下位のアスレチックス。マリナーズ、エンゼルスの
前評判2強に勝ち越して5勝2敗で1位。エンゼルス、マリナーズはともに2勝5敗
の最悪スタート。いずれもキャンプの不振がそのまま公式戦へ、持ち越して
いる深刻な状態。特に攻守ともバラバラのエンゼルスは、「こんなことでは、マイナー
にも負けるぞ」と、ナインを激励しましたが、すぐに大陸横断でニューヨーク
遠征では、苦難の道は続くのではないでしょうか。
日本では松井しか報じていませんが、松井自身、「ナインに気合いが入っていない」
と、動きの鈍さを案じているように、ここは、マイク・ソーシア監督が
どんな打開策を見せるか、注目したいものです。
フィリーズも5勝1敗で単独首位。4番まで4割を越す猛打線。その破壊力
はものすごいものです。
カージナルスも1差首位を保っていますが、4位まで1差の混戦。ただ1チーム、
カヤの外はアストロズ。まだ1勝もできず6連敗の最下位。松井は7番に
下がり不振を抜け出せません。
ドジャースも最下位に転落。まだ2勝しただけです。好調ジャイアンツは5勝1敗で独走
態勢。この日は朝からサンフランシスコは豪雨に見舞われ、午後1時5分開始
予定が4時間9分ものロング遅延。3回には右翼場外に鮮やかなニジがかかる
天気でした。しかし、待たされても右腕エーズ、テイム・リンスカム投手は平然。
「学生時代は遅延なんかいつもあった。気にしていたら野球はできない」
と、悠然とマウンドへ、ブレーブスから三振10個も奪い、楽々2連勝。
このペースでは3年連続サイヤング賞も夢ではありません。
了
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