キャンプ地ガイド２３、ジャイアンツ

ジャイアンツはアリゾナ州スコッツデールで３０年連続のキャンプ。カブスと並ぶ

アリゾナの古参チームです。アリゾナでは通算５９年連続になります。

スコッツデールの旧スタジアムは１９５９年建設の古い野球場で、ジャイアンツは

「施設が古い」と、移転を考えたため、逃げられては大変、と、アリゾナ・スポーツ観光

事業局が中心になり、２００６年、２３１０万㌦（約２１億円）を投じて全面改修。

ＨＯＫスポーツが設計してニュールックになりました。

1万２０００人収容のメイン球場はアリゾナ・リーグ（１Ａ）もアリゾナ教育リーグ

も使用。年間、絶え間なく球音が響いています。

今季は３００勝投手、ランデイ・ジョンソンが引退、ランデイ・ウィン外野手、

リッチ・アウリリア内野手も去りましたが、若手の進境著しく、カクタス・リーグ

は１９日終了現在、１２勝６敗で断然1位。混戦のナ・リーグ西でプレーオフへの

チャンス十分です。

アリゾナは3月３１日で切り上げ、すぐホーム、サンフランシスコへ移動。

恒例の「ベイ・シリーズ」（アスレチックスと3連戦）を行い、開幕前日の4月4日（日）

もホーム、ＡＴ＆Ｔパークでマリナーズと最後のオープン戦。開幕へ臨みます。

2年連続サイヤング賞のティム・リンスカムはまだ勝っていませんが、余裕ある

調整。先発投手陣はそろうジャイアンツ。

波乱を起こす可能性は高いようです。

了